はじめまして。早稲田大学3年の西村 直哉と申します。都合のいい平役員です。初投稿を平役員に託す、重役たちの意図とはいかに⁉ さて、初回の話題はズバリ「テレイン紹介」です!!! ここでは今回使用予定の新規テレインを、テレイン内にある山の名前から「吉田山」と呼ばせていただきます。 完全な私見ですが、吉田山は、「まさにヨーロッパ風で常識が通用しないテレイン」です(筆者はヨーロッパに行ったことがありません)。しかし、ヨーロッパテレインの経験者は「こんなテレイン、見たことがない」と言っていました。さっそく矛盾しました! 否定されては仕方がないので、「まさに幻想の中のヨーロッパ風で常識が通用しないテレイン」ということにします。 では、魅力をお伝えしていきましょう。

難解な地形

優秀なオリエンティアは、地図を見れば地形が分かると言われます。しかし、吉田山は違います! なんと、線状特徴物なのに線状じゃありません! 「は?」と思った方も多いでしょう! 吉田山では、目まぐるしく地形が変化します。
テレインの一部の地図(基盤地図情報を利用)(Web等高線メーカー日本編より)(等高線間隔1m、太線5m)
日本では超高難易度テレインの代表として勢子辻や青年の城などが知られています。最近では、筏場が話題をさらいました。このようなテレインは、同じようなピークや小さな尾根が大量にあるのが難しさの原因となっています。 一方、吉田山では、尾根や沢が、全部イレギュラーな形をしていることが難しさの原因です!尾根辿りをしているはずが、気づいたら沢にいた、というような怪奇現象が起こります。 上の地図を見てみましょう。大尾根と呼べるものはないですが、平らなわけではなく、個性的な尾根や沢が溢れています。 つまり、「この尾根がどういう形をしているのだろうか」「この沢の眺めはどうなんだろう」とわくわくしながら、山を走ることになります! もちろん、地図精度が低いわけではありません。むしろ、ちゃんと地図を読むことで、地形を読み解くことができるでしょう。行って確かめるしかない!

多様な楽しみ方

吉田山は難しいですが、個人のレベルや、得意な技術に合わせて、様々なナビゲーションができます。 同じレッグ、同じルートでも、地形を見たり、直進してみたり、道を使ってみたり様々なナビゲーションができます。つまり、なんでもアリです。 さらに、スーパーAから軽い藪切りまで、見通しもめまぐるしく変化するので、見方によっては、あらゆる能力が求められるとも言えます。 あなたが競技するとき、△→1で大体テレインの様子が分かってしまうことも、普段はよくあると思いますが、吉田山ではありえません。 オリエンテーリングに自信をお持ちのあなたも、ちょっと自信のないあなたも、直進が大好きなあなたも、地形読みが大好きなあなたも、きっと楽しめるでしょう。

すばらしい景観

吉田山は景観にも優れます。景観が美しいあまり、調査者はついつい腰を下ろしてしまいます(競技中に腰を下ろしちゃだめですよ!)。 白樺林をはじめ、目まぐるしく変化する幻想的な風景は、まるで夢を見ているかのようです。日が照れば草は色づき、風が吹けば揺蕩う木々の音が心地よく、静まれば鳥の合唱を楽しめます。 最後は、白樺の花言葉で締めましょう。 「あなたをお待ちします」

付録

フォトギャラリー

一枚目は、テレイン内のとあるところからの眺望です。見晴らしがよく、簡単な展望台もあります。 二枚目は、池とテレイン内の様子。このテレインの特徴の一つが水系です。 最後はテレイン外ですが、やはり美しい八ヶ岳方面の眺めです。長野というとこういった景観のイメージがありますが、適度な距離のあるここからの眺めは素晴らしいです。

インタビュー

  • 「早くご飯たべよ」(situさん、20歳女性)
  • 「黄金マッハカレー行きたい」(oohsさん、20歳男性)
  • 「今日定休日だよ」(hsgwさん、21歳男性)
  • 「こんなテレイン見たことない」(sbnmさん、21歳男性)
  • 「この地図このままじゃ完成しなくね?大丈夫??」(situさん、22歳男性)

この記事へのコメント

コメントはまだありません。

現在、コメントは受け付けていません。